
クレイフラワーを作っていて、「なんかちょっと違う」と感じることはありませんか。花びらの形は同じなのに、並べてみるとどこか物足りない——そういうとき、原因はたいてい花芯にあります。
花芯は、花の「顔」
バラ、アジサイ、チューリップ、ポピー、スイセン、コスモス、ひまわり、椿、桜、梅、ラナンキュラス、スカビオサ、ガーベラ、秋明菊、ポピー、わすれな草、アネモネ、アガパンサス、デルフィニウム、矢車菊、ブルースター……これまでたくさんの花を粘土で作ってきましたが、どれも花芯の繊細さには本当に驚かされます。
花びらを丁寧に仕上げても、花芯がぼんやりしていると、なんとなく「のっぺり」した印象になってしまう、奥行きが出ない。反対に、花芯がしっかり表現できていると、ぐっとリアリティが増して、一気に「本物らしさ」が出てくる。それくらい、花芯は花の印象を決める大事なパーツです。
オリジナルの花芯モールドを作った理由

花芯作りにこだわるようになって、「もっと再現性よく、きれいに作れないか」とずっと考えていました。カッターを自作するようになったのと同じ気持ちで——ないなら作る、です。
特に研究を重ねたのが、ひまわりとコスモスの花芯。ひまわりはフィボナッチ螺旋というあの渦を巻くような粒々の集合体、コスモスは小さな筒状の花が集まった繊細な中心部。あの神秘的で美しい形状を再現したかったのですが、手作業だけで毎回同じクオリティに仕上げるのはとても難しくて・・試行錯誤の末にオリジナルの花芯モールドを作りました。使ってみると、仕上がりが全然違う。まぁ、本物のコピーなので当然と言えば当然ですが・・形が揃うだけで、花としての完成度がぐんと上がります。

花粉パウダーも、花芯の「らしさ」に大きく関わるアイテムです。ふわっとのせるだけで、花の中心に光が宿るような、やわらかい質感が生まれます。

花芯ひとつも、研究が楽しい


正直、花びらよりも花芯のほうが奥深いかもしれない、と思うこともしばしば。どんな道具を使うか、どう質感を出すか、色はどう重ねるか——考えることがたくさんあって、うまくいったときの喜びも大きいです。
花芯ひとつで花が変わる。だから花芯研究は面白いし、やめられない。
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