
クレイフラワーの色作り
クレイフラワーの楽しさって、形を作ることだけじゃないと思っています。花びらの色、花芯のほんのり違う色味、茎のグリーン、グラデーション——。色をどう組み合わせるかで、同じ花でも全然違う表情になる。そこがまた、たまらなくおもしろいんです。
色は、混ぜても塗っても

クレイの色付けには大きく二つのやり方があります。絵の具をクレイに混ぜ込んで、カラー粘土として作る方法。そして、乾燥後に色を重ねて仕上げる方法。
混ぜ込みは、花びら全体に均一な色が出せるのが魅力。乾燥後の色掛けは、グラデーションや陰影をつけたいとき、花芯だけ少し濃くしたいときなどに大活躍します。この二つを組み合わせると、表現の幅がぐっと広がります。
道具によって、得意なことが違う

使う絵の具やパステルにも、それぞれ個性があって。発色がきれいなもの、乾きが早いもの、グラデーションをなじませやすいもの、色移りしにくいもの——。用途やパーツに合わせて使い分けることで、仕上がりがぐっと変わってきます。
気づけば引き出しや棚に、いろんな絵の具やパステルがずらっと並んでいました。最初は少しずつ揃えていたはずなのに・・・。でも、カラフルなコレクションを眺めているだけでなんだかワクワクしてきて、「次はこの色で何か作りたいな」とインスピレーションが湧いてくる。これも、クレイフラワーの楽しみの一つになっています。
色で広がる、デザインのイメージ

花の色は、飾る場所や季節、贈る相手によって選び方が変わります。インテリアの雰囲気に合わせてトーンを揃えたり、季節の色を取り入れたり、「あの人の好きな色にしよう」と考えながら配色を決めたり。
逆に、好きな色からスタートするのもおすすめ。「この色を使いたい」という気持ちから花選びやデザインを広げていくと、思いがけず素敵な組み合わせに出会えることがあります。
形と色が合わさって、はじめて「自分だけの一輪」が完成する。クレイフラワーの色作りは、そのプロセスごと楽しめるものだと思っています。
