造花アレンジメント制作の際に気を付けたい大切なポイント「耐久性」!

いつまでも鮮やかな色と美しさを保つことができるアーティフィシャルフラワー アレンジ。
このお花は、ほこりにさえ気をつけていれば、半永久的に楽しむことができます。
生花アレンジの場合、数日〜数週間でお花が枯れて処分することになるため、「丈夫さ」や「耐久性」はそれほど必要ありません。
作った時からお花がグラグラ・・というのはさすがに困りますが、時間が経つとと多少グラグラしたり抜けてしまっても、「そういうものだから・・」と思える許容範囲だと思います。
しかし、造花・アーティフィシャルフラワーアレンジは、永遠に枯れることがありません。
いつまでも枯れないいうことは、いつまでも美しい状態をキープする「耐久性」が必要ということ。
グラグラしたり、崩れたりしないように、頑丈に作ることがとても大切です。
デザインに凝ったり、美しい作品を作る「見栄え」だけに気を取られがちですが、造花を使ったアレンジに関しては、「丈夫さ」「耐久性」も同じくらい重要になってきます。
生花の場合は、給水スポンジ(オアシス)をカットして、器に入れるだけ。
補強する時も、防水テープやオアシスピックなどで軽く留めるくらいでOKです。
造花アレンジの場合、この程度の補強では不十分です。
造花・アーティフィシャルフラワーアレンジ制作の際にどのように耐久性をアップするか?
それは、「固定・接着」をしっかり行うということです。
- 器とフローラルフォームをしっかり接着剤で固定する
これで土台部分がグラグラすることは無くなります。
器を持ってひっくり返しても大丈夫。 - フローラルフォームとお花(刺さっている茎の部分)もしっかり接着。
- お花のワイヤリング(ワイヤーの茎を取り付ける)の時にもしっかり巻きつけるor接着する。
そうすることで、全部のパーツがガチッと固まって、輸送の際、移動の際、メンテナンスで埃を払う際などにお花の落下やグラつきを防ぐことができます。
フローラルフォーム選びも大切
土台が柔らか過ぎたり崩れやすい素材のものですと、圧力がかかった際に形が崩れる心配、お花が刺さっている穴が広がって落下しやすくなる心配も出てきます。
乾燥した状態のオアシス(生花用スポンジ)は強度が弱く崩れやすいので、「家庭用」「個人的に楽しむ用」以外の用途では避けた方が良いでしょう。
販売やプレゼントにする際は、高い強度のスチロールボール、ドライ・アート用のフローラルフォーム、スタイロフォームなどがおすすめです。
土台についての解説はこちらから↓

販売用のショップの商品・レッスンサンプルもしっかり固定

こちらは先日固定し終わった入荷予定の作品たち。
- 試作段階では固定せずに、デザインを試行錯誤。
- お花の配置がしっかり決まったら「固定」
という流れで制作しています。
お花が抜け落ちたりグラグラすることのないように。
プレゼント用のアレンジメントを作る際にも、ぜひ気をつけたいですね。
通信講座・オンラインスクール受講生向けの専用ページでは、動画や私の失敗体験なども用いて詳しく固定方法などをご説明しています。