生き生きとしたフレッシュ感溢れる生花、とっても綺麗で見ているだけでウットリしますよね (*´꒳`*)
ここ数年はアーティフィシャルフラワーのアレンジばかり楽しんでいる私ですが、元々は生花が好きで、お花を始めたきっかけも生花を飾りたかったからです。
というのも、私が初めてフラワーアレンジメントを知った頃は、生花一択という時代・・
今みたいにクオリティーの高いアーティフィシャルフラワーも、プリザーブドフラワーもなかったんです。
そこからプリザーブドフラワーの爆発的なブームがやってきて、その後クレイフラワーや造花・アーティフィシャルフラワーなども並行して楽しむようになりました。
時代と共にいろんなお花に触れてきた中で、私の性格やライフスタイルにはアーティフィシャルフラワーが合ってるなーと思った理由や、このお花が向いているのはどんな人?というのをお伝えしていこうと思います (*´꒳`*)
虫が苦手
私は劇的に虫が苦手でして・・ 生花は植物なので、たまに虫がついていることがあるんですよね・・。
生花レッスンの受講中に何度か虫に遭遇して、悲鳴をあげたことも:(;゙゚’ω゚’):
蝶や蛾なんて写真も見れないくらい苦手で、うねうねした長いやつとか、小バエ的なやつとかアブラムシ的な奴とか・・ありとあらゆる虫がダメです。
怯えても仕方ないし、虫に罪はないし、自分の方が強いのに(笑)というのは頭では分かっていてもトラウマ的に恐い。
夏場になると外出するにも「虫がいたらどうしよう・・」と恐る恐る・・
洗濯物も部屋干しです。
プリザアレンジでも虫を発見したことがあり、すっかり苦手になってしまい・・同じ理由でドライフラワーやポプリも苦手に><。
ナチュラル&ボタニカルな雰囲気ってオシャレで憧れるのですが・・ダニとか来ないかなぁ??と虫への恐怖が先行してしまう。
・・ここまでくると恐怖症レベルなので、流石にこんな人はいないかな?という気もしますが・・・
こういう人には生花よりも造花やアーティフィシャルフラワーが向いているかもしれません。
安心してお花に触れるので有難い (*´꒳`*)
水仕事、手荒れしたくない
生花には水揚げ、水替えなどが必須です。 夏場はすぐに傷むので一日一回では足りないくらいですよね。
ただ水を替えればいいというだけではなくて、水切りしたり、茎を洗ったり器を洗ったり・・と結構な作業量になってしまいます。
お花の教室で資格を取った時には生花店での研修制度があったのですが、重たいバケツに冷たい水に、極寒の作業部屋・・クーラーガンガンの中で商品作り、水揚げ作業・・冷え性の私は凍死寸前でした:(;゙゚’ω゚’):
作業中はずっと手がふやけてる状態で、寒くて血行も悪くなるので、あっという間にボロボロの手・・ガチガチ震えてチアノーゼのダブルパンチ。
綺麗なお花は好きだけど・・寒がりで力仕事も水仕事も苦手。生花店に勤めたり生花教室をしたり・・と言うのは私にはまず無理だと早々に悟りました。
気力も体力も情熱も持たないし、身体を壊すか精神を病んで早死にする未来が見えました。
そもそも生ものを大量に管理するのがまず無理(꒦ິ⌑꒦ີ)売れ残ったら枯れたお花を捨てないといけないし・・朝から市場行くとかも無理だし・・。
室温や衛生管理、鮮度にも気を使わないといけないし・・そもそも虫がダメな時点で無理だし^^;
どうやったらできるかを考えよう、というポジティブな人がいるけど、私の場合色々ダメすぎて、情熱だけでは上回れないレベル。どうやったって無理だなって感じです。
冷え性さんや手荒れしたくない、力仕事や水仕事をあまりしたくない人には生花よりも造花・アーティフィシャルフラワーの方が向いているかもしれません。
ごみ処理をしたくない
買ったばかり、作ったばかりの生花は生き生きとしてとても綺麗なのですが、枯れてしまうと「生ごみ」になってしまいます。
たくさんのお花を飾ったり、大きくて豪華なフラワーアレンジも作ったりしたいけれど、後々の水換え・水揚げやゴミ処理、管理のことを考えると大量に買うのは躊躇してしまいます。
水気を帯びたオアシスを絞って捨てるのもなかなか大変・・特に夏場、数日間お水でタプタプになっていたオアシスって触りたくない^^;
昔、すごく上手にできた生花アレンジを日持ちさせたくて、延命材入りのお水をやり続けてたらカビが生えていてホラーでしたw←糖分が入っているのでオアシスには向かないらしいです・・。
連日生花の教室に通っていた時は、だんだん管理やゴミ捨てが面倒になってしまい、家に持ち帰ってからは一切お水をやらないようにして、飾ったままカラカラのドライフラワーにして処分する、と言う「花好き」らしからぬこともやっていました^^;
ゴミ処理や片付けに時間と労力を掛けたくない!生ごみが出るのは嫌だ!触りたくない!と言う人も、造花やアーティフィシャルフラワーが向いているかもしれません。
調達が大変・・

切り花は、枯れてしまうたびに新しいお花を買ってこないといけません。
お花の仕事をしていれば、花市場で色とりどりのお花の中から自分の世界観や好み、食器のコーディネートなどに合わせてセレクトすることができますが、なかなか日常生活の中で好きなお花を定期的に調達するのは難しい・・。
通販でも買える時代ですが、鮮度が落ちたり輸送の衝撃で傷んだりすることもありますからね・・
自分の目で見て買いたいし、鮮度の見極めや管理も大変です。
たくさんのお花の中から好みのものをセレクトしたい!
せっかく作ったものはずっと楽しみたい!
となるとお金にも時間にも余裕がいるので頻繁に調達するの大変!
そんな方は、アーティフィシャルフラワーを上手に利用、併用されると良いと思います (*´꒳`*)
切り花が苦手
植物は本来土に生えているもの・・・自然界であれば、花がしおれた後も実になって種になって・・また花が咲くというサイクルがあります。
人工的に栽培したり、観賞のために途中で切り落としてしまう・・ということに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私も生のお花は、より自然な形で楽しみたいタイプ・・
オアシスに挿したデザイン花よりも、ガラスベースなどにざっくり投げ入れたスタイルが好きですし、さらにそれよりも、ガーデニングスタイルや野の花として土に根付いているお花を鑑賞する方が生命力が感じられて好きなのです。
趣味で花散歩によく行くので、生花は公園、庭園、植物園などに足を運ん楽しんでいます。コスモス園、バラ園、紫陽花園、桜並木、蓮畑など、日光や風、緑の香りや鳥の囀りを聴きながらのお散歩は格別の癒しです。
ただ、観葉植物など土の付いた鉢物を部屋の中に置くのはこれまた虫が寄ってきそうで怖い私(´∀`; )いや、ベランダでも虫が寄ってきたら怖いのでガーデニングや寄せ植えもできません。
結婚式やイベントなどで、フレッシュなお花を飾るのは特別感があって良いのですが、日常的に飾るインテリア用のお花は「綺麗な飾り物」として、絵画やオブジェのようなイメージで捉えています。
そこに「生命力」「エネルギー」みたいなパワーを求めていないんです^^;
と、こんな感じの方は、生花にこだわらなくても良いかなと思います。
こういった好みは人それぞれですね♪
じっくり時間をかけて制作したい
私はインスピレーションでサクサクと作っていくよりも、あーでもない、こーでもない・・近くで見て、遠くで見て、やっぱりこっちの方が素敵?・・と色々試しながらゆっくり楽しみたいタイプ。
生花の場合は差し替えを繰り返しているとお花も土台もボロボロになってしまうので、そんな訳にはいきません。
造花・アーティフィシャルフラワーは何度でもやり直しOK!切り過ぎてもワイヤーを継ぎ足したり付け替えたりすれば何度でも使えます。
飽きたら違う作品にリメイクもできちゃいます♪
手際よく作って一発勝負!と言う緊張感のある世界でなく、のんびりゆっくり楽しめて、失敗してもOK!という大らかで自由なところが好きです (*´꒳`*)
じっくりタイプの人は造花・アーティフィシャルフラワーが向いているかもしれませんね。
お花をたくさん飾りたい、コーディネートしたい
昔は「おうちを結婚式場みたいなお花いっぱいの空間にしたい!」と思っていた私。 (現在は少数精鋭で量を減らして好きなものをコーナー毎に飾っています)
結婚式のような一生に一度(?)の一大イベントならいいけど、日常的に大量の生花を飾り続けるのって一般家庭では無理がありますよね・・。
水換え水揚げはもちろん、大量のお花を随時調達して、枯れたらゴミ処理して・・時間差で日に日に枯れていくお花を間引いて入れ替えて・・
お花の世話と片付けに多くの時間を費やさないといけなくなってしまいます。
それが好きで楽しめる人は良いのですが、私はもっと別の楽しみや休息に時間と労力をつかいたので・・
なので、お花をたくさん飾っておうちを華やかにしたい!
でも、調達やメンテナンスにそんなに時間と体力はかけられない!
・・と言うような人は造花・アーティフィシャルフラワーが向いているかもしれません。
自由にクリエイティブに楽しみたい!
生花アレンジでも、もちろん自由な発想でアレンジすることはできるのですが、やはり「数日で枯れてしまう」「給水が必要」といった特性があるため、形やデザインが制限されてしまう部分もありますよね。
造花・アーティフィシャルフラワーのアレンジなら、花首からカットしてペタペタと貼り付けてもOK,茎をありえない形に曲げちゃうのもOK、耐久性があるから豪華な素材との組み合わせも躊躇なくできる、といった利点があるので、生花以上にデザインの創造性が広がります。
基本の型や処理方法、ルールにもあまり囚われずに、自由なクラフトが楽しめるのも嬉しい点ですね。

生花と造花の使い分け

生花vs造花!といった話ではなく、どちらも大好きな「お花」「美しいもの」であることに変わりありません。
白ドレスのブーケや、特別なシチュエーションでの会場装花など、ここぞと言うときは、はやはり生のお花を見たい、飾りたいと思います。
でも普段使いの日常のお花は、手間をかけずに美しい状態を保ちたい、ホームデコレーションやフラワーコーディネートを存分に楽しみたい!と言う思いから、造花・アーティフィシャルフラワーを活用しています。
生花は花瓶に1〜2本さりげなく飾る、くらいがお世話や調達の手間、癒し的にもバランスが良いかなーと思います (*´꒳`*)
人それぞれ、自分の好みやライフスタイル、シチュエーションに合わせて、好きなものを楽しむのが一番ですね。