
これまで7校ほどのフラワースクール・教室に通った経験があるHanaです。
お花の勉強にはそこそこの時間とお金を掛けてきたので、これからお花を始めようかな♪と思っている人に比べると、少しは教室選びの知識があるかもしれません。
フラワーアレンジメントの教室にはそれぞれの特色や持ち味があります。
ここはためになった!楽しかった!という教室もあれば、毎回行くたびに憂鬱になって心が折れた・・という教室も・・。
フラワーアレンジメントの教室選びでは、「何が学べるか」も大事ですが、そのほかにもチェックしておきたいことがいっぱいあります!
私の失敗から学んでみよう

失敗も経験のうちとは言うけれど・・
時間にもお金にも限りはある!
・・私も教室選びで失敗したくはなかったし、お金も時間ももっと有効に使いたかったよ・・(。-_-。)
ということで、過去の失敗経験から、今教室選びをするなら、どういうことに注意するか?というのをお伝えしていきます。
先生をしている人は、こういう視点で見られているかも?と意識することで、生徒さんに喜ばれる教室づくりができるかもしれませんね。
私も良い教室はお手本に、そうでない教室は反面教師にしてレッスンするよう心がけていました。
教室選びのポイント、私の優先度が高い順です↓
先生や教室の雰囲気が自分に合うかどうか

これは最も大切なポイントだと思います。
なかなか体験レッスンなどで見抜くのは難しいところですが・・
最初から「あれ?」「なんだか違う?」「居心地悪いな・・」と思うところは、まずやめた方がいいと思います。
経験値に基づく自身の直感は高確率で当たります。
私はお花を始めたばかりの頃、情熱のあまり勢いで手近なスクールに入会して、ものすごく後悔した経験があります^^;
通学の便も良くて、資格も取れる、という教室だったのですが・・・先生がどことなく高圧的、生徒さん達の雰囲気がなんだか殺伐としている・・という感じがどうしても苦手で・・。
独立した人の悪口言ったり、自慢話したり・・なんか先生も周りも怖くて、毎回レッスン日が近づくと憂鬱な気分になるのです。
別に悪いことなんてしていないのに、何か失礼なことをやらかしちゃったらどうしよう((((;゚Д゚))))))とか、周りの顔色を伺ってビクビクしてしまうんです。
当時は自己肯定感がどん底すぎたせいもあると思います^^;
資格取るまでは・・と自分を騙し騙し頑張っていましたが、半分以上のカリキュラム終えたところで断念・・。材料費やらまとめて支払ったレッスン料、途中まで受けた単位も全部パー。
でも行きたくなかった、楽しくなかったのです!
お金も時間も台無しにしてしまった苦い経験でした。
もったいなかったけど、今となっては無理して続けなくてよかったとも思います。資格を取るとなると、先生や仲間とは長いお付き合いになるので、どっちみちメンタルが続かず辞めていたでしょう。
他の条件が全て良くても、精神的に辛いところは続きません。
違うな・・と思ったら、損切りして気持ちを新たに勉強しなおす!というのも有りだと思います。
その教室の作品を作りたいと思うかどうか

いくら資格が取れる、技術が学べる・・と言っても、作風があまりにも好みと違う、素敵だと思えないと作っていても楽しくありません。
素敵!!と思える作品をたくさん見れる、作れる!というのは理想のデザイン力や美意識を手に入れるための近道になります。
新しいことを学ぶたびにワクワクするような教室っていいですよね。
創作意欲をアップさせてくれて、どんどんクリエイティブになれます。
これは楽しく学び続けるための重要なポイントだと思います!
この先生の、この教室の作品が好き!作りたい!毎回レッスンが楽しみ!と思えるような教室を選ぶことをお勧めします。
内容と料金が見合うかどうか

短期集中はちょっと気をつけた方がいいかも・・
短期で資格が取れる!というようなところも、私にとってはちょっと微妙でした。
(↑そういうところが全てダメという訳ではありません)
理論的な説明はほとんどなく、先生が作った見本を見ながら真似して作る、出来たら先生が後でチェックと手直し、と行ったスタイル。
作品のデザインも内容も、教室の雰囲気も、特段悪くなかったけど、技術の習得として考えると微妙でした。
試験科目以外のデザインは1〜2回ずつしか作ってないので、イマイチよく分かってないし^^;
金額相応であればそういうところでもいいのですが・・今思うと高い割に内容が見合っていなかったかな、と思います。
「資格」が絡んでくると結構高額になっちゃうので、その辺はバランスをしっかり見極めないといけませんね。
基礎や理論的なことが学べるか、レッスンの進め方、修了証代やディプロマ料、試験料、補講、年会費、ライセンス料などが後からどんどん追加されていくこともあり、思ったよりも高額になることも。
最終的にいくらかかるのか、というのは事前にチェックが必要です。
ディプロマという紙切れ一枚のために、膨大なお金をつぎ込んでしまった苦い経験です。
年会費も高額だったため初年度のみで、退会しました。
ハイ、またしももったいないことをしました(笑)
当たり!だったのは理論を学べた教室
片や、資格は取れないけど、お花を触る前に座学で理論をしっかり学んでから制作に入る、という教室は当たりでした。
黄金比率や対比のバランス、お花の差し向きなど、ホワイトボードで説明を受けて・・
毎回「なるほどーー!!」というポイントがあって、純粋に学びとして楽しかったです。
こちらも資格スクール並に高額で、資格が取れるコースではありませんでしたが、とても満足度が高かったです。
安ければいい、高ければいい、ということではなく、内容と金額が見合うかどうかというのもポイントです。
規約やルールが厳しすぎないか

色んな受講生がいるので、教室側が一定のルールを設けることは必要であるとは思います。
しかし、あれもダメ、これもダメ・・だとちょっと窮屈です。
受講時の規約はもちろん、資格を取った後の活動のルールについても、スクールによってかなり差があるので、できれば先に知りたいところ・・
キャンセル時のレッスン料や材料について、写真やメモをとっても良いかどうか、講師になった後はどのような活動ができるのか、など。
資格取得後のルールなどは、資格を取った人にしか開示されないところも多いので、なかなか入会前の段階では知りえない部分だと思います。
ただ、あまりに厳しかったり不便だったりするところは講師が楽しく続けられないので、辞めちゃう人も多いと思います。
卒業生の活動や広がりを見るとなんとなく分かるかもしれませんね。
私も、かなり高額な講座を受けて資格を取ったものの、オリジナルレッスンをしてはならない、作品の写真を公開してはならない、本部から提供される材料以外は使ったらダメ、罰金○○万円、材料の発注はかなり早めに←頼んでも別のものが来る、みたいなところは、生徒さんの要望にも応えられないし、活動自体に支障をきたしてしまい、次年度からの更新はしませんでした。
運営側の事情も理解できなくもないのですが・・正直、資格を取ったばかりに様々な制限に縛られ「何のために高いお金払って資格取ったんだろう?」と激しく後悔。
これも続ける気になれず、資格もカリキュラムもパーになったのでお金を無駄にしましたが、反面教師にしよう・・と思った良い教訓でした。
内容と自分がやりたいことが合っているかどうか

お花屋さんになりたいなら、お花やさん主宰のスクールで習ったり勤めたりたりしながら勉強する、
自宅教室をやりたいなら、おうちのデコレーションやおもてなしなども参考にしつつ、トータル演出を学べる教室で習う、
ウェディングを専門でやりたいなら、ブーケ集中、ウェディング専門のレッスンに定評あるフラワースクールやお花屋さんで習う、
資格を取って認定校になったり、資格の技術を伝承していきたい、というのであれば、資格が取れるスクールを選ぶ、
いろんなデザインや工法を学んで引き出しを増やしたいなら、たくさんの作品を作っている経験豊富な先生に習う、
物販をやりたいなら、物販の経験や実績のあるスクールで習う、
趣味でお花を楽しみたいなら、技術的には厳しくなくて、自由で和気藹々としている教室、優しい先生に習う
など、自分がやりたいことに特化している教室をセレクトするのがおすすめです。
ただし・・その業界の固定概念に縛られてしまうという一面もあるので・・
基準を知った上で、新しいアイデアをプラスしたり自分なりの個性を組み合わせると良いですね♪
通学の便

やはり近くて便利であればその分時間もお金も節約できますし、体力も温存できます。
お子様が小さい方や、お仕事、介護などで忙しい方はやはり時間との戦いなので、交通の便が良いに越したことはないと思います。
最も大事なのはトータルバランス

交通の便が良くて、本格的な教室でも、極端に居心地が悪ければダメでした。
技術的な部分が多少物足りなくても、先生が親切で、誠心誠意教えてくれた教室は楽しく学ぶことができました。
料金は高くても理論をしっかり教えてもらえるところは後々まで役立ち、自信にもつながりました。
資格が取れても、技術が伴わない、料金が高すぎるところはダメでした。
ルールが厳し過ぎるところは、受講時だけでなく、講師になってからの活動も窮屈でした。
交通費や通学時間がものすごくかかっても、デザインや内容がすごく良い教室は満足度が高かったです。
先生が厳しくても、学べることが大きかった教室もあります。
居心地が良くて、自由に作らせてくれる教室も癒しやリフレッシュにつながり毎回行くのが楽しみでした。
・・といった具合で、全て完璧を探すよりも、バランスが大切だと思います。
結局決めるのは自分、お金を払うのも自分、時間と体力を使うのも自分です。
やりたいことも、方向性も、性格も人それぞれ。
自分に合っているかどうか、目的に合うかどうか、と言うのは自分自身で見極める必要があります。
ご自分に合った良い教室が見つかりますように。
フラワースクール選びのヒントになれば幸いです。