10年くらい、お花の教室を運営していた経験のあるHanaです。
先生歴と同じくらい、自分自身も長い間お稽古フリークで、以前は興味のある習い事に次から次へと手を出していました^^;
物に溢れ、やることに溢れ、お稽古社会にちょっとウンザリしてしまったこともあって・・現在は全くやっていません。
お稽古事を辞める時ってどうしていますか?
・・今回は大人になってからのお稽古事、習い事です
(子供バージョンはまたいつか・・)
私は、資格を取るまでは殆ど続けていたので、比較的キリのいいタイミングで辞められていたんですが・・
あまり熱の入らなかったお稽古はフェードアウトするパターンが多かったです・・。
先生の中には、「やめる理由」や、「辞め方」に納得できないと辞めた人に対して文句を言ったりする人もいます。
でも、生徒の立場からすれば、
辞めたいものは辞めたいんです・・

忙しいのかもしれないし、
飽きたのかもしれないし、
今は気が乗らないのかもしれないし、
先生が苦手なのかもしれないし、
お金が勿体ないと思ったのかもしれないし、
センスが違うと思ったのかもしれないし、
お稽古仲間と気が合わないのかもしれないし、
期待外れだったのかもしれないし、
もっと好きなことや楽しいことが見つかったり、
良いお教室を見つけたのかもしれないし・・
家庭の事情とか、健康上の問題とか、
人にはいいたくない理由があったのかもしれないし!
とにかくどんな理由にせよ、「続けたくなくなった」ということ。
弟子入りでもして、無償で手とり足とり技を仕込まれ一人前にしてもらったとかいうならともかく・・
(↑それでも辞めるのは本人の自由だと思うけど)
自分でお金を払って学ぶ普通のお稽古事の辞め方なんて、自由です。
先生側は、技術なり知識なり、素敵な空間なり、楽しんでもらえる時間を提供し、生徒側はそれに対して価値を感じればお金を払って学びます。
互いに礼節は大切ですが、教える方が偉いとか、お金を払う方が偉いとか、どちらが上か下か、ということではありません。
お陰様、お互い様です。
何に時間とお金を使うのか、何をしたいか、したくないか、いつ辞めるか、それはその人の自由です。
経験上、先生側の立場で考えたとしても、それまで続けてくれたことに感謝することはあっても、引き止めるとか、逆に文句言うとか?!・・そんなの意味のないことです。
嫌々続けてもらうなんて悲しいじゃないですか。
「いろいろ教えてあげたのに・・」とか「良くしてあげたのに」とか言っている先生がいますが、「教える」「教室や学校を開く」ということは先生自身が決めた事です。
そこに来てくれた生徒さんからはお金をいただいています。
強制的に拘束されて「教えさせられる」なんていう状況はありませんから、
どこまで教えるか、どこまで無理をして「あげる」かはその都度先生が自分で決めていることです。
無理な要望であれば、先生側にも断る自由があります。
そして、生徒だって先生と同じように、貴重な時間、貴重なお金という対価を支払っています。
先生と生徒でも、お金を受け取る側と支払う側でも、対価交換で成り立っているという事。
生徒側の立場で考えると、モヤモヤした気持ちを抱えながら、「ここまでやったから勿体ない」とか、引くに引けない、先生や周りの人のことを考えるとなかなか言い出せない、途中で挫折したくない・・っていう気持ちもあると思います。
その辺は中々断ち切るのが難しいですよね。
ただ私の場合は、そういう意地とか、遠慮とか、他人目線で続けたものは後々役にも立たなかったし、時間とお金の無駄でした。
モヤモヤしたり、嫌になったものはすぐに辞めればよかった、時間がもったいなかったと思います。
好きなこととか、自分の目標とする未来に繋がっているって確信が持てることだったら、どんなに大変でも頑張ろうって思えるもの。余計なことは考えずにただただ夢中になっているものです。

迷っている時点で、気持ちが冷めてるんじゃないですか?
理由はいろいろこじつけられますが、やる気が保てないのは結局楽しくない、行きたくないって思ってるからじゃないでしょうか。
だったら、モヤモヤと迷っている時間は短い方がいい。
悩んでいる暇があったら、さっさと行動したほうがいいです。
それまで費やしたものと、これから更に使うもの・・無くなっていく未来の時間、お金、いつまでもモヤモヤした気持ちでいること・・どっちが勿体ないんでしょうか?
学んできたことは知識として役立てられることもあれば、反面教師にすることだってできます。
「良い経験になった」「よい勉強になった」「今度からちゃんと考えよう」「私はそうならないようにしよう」って思って活かしていけば、無駄にはなりません。
そして、これからどうするか、自分の時間を、お金を、エネルギーを、何に使うのかは今すぐにでも自分で選べます。
仲良しのお稽古仲間のグループでしょっちゅう集まっているからとか、先生とも親しくなって、抜けられない、ってものすごーーく悩んでいる人がいますが、
他人目線で考えていると自分の人生が送れなくなります。
自分がどうしたいのか、どうするのかということを他人目線で考えていると自分の人生が送れなくなります。
相手の立場に立って考えられることは大切ですが、本当にやりたいこと、やりたくないこと、ものすごく悩んでしまうような時は、自分の気持ちを優先すべきです。
犯罪でも悪いことでもなんでもありません。
メールや電話で伝えるのはマナー違反という考え方や、大人の上手な辞め方解説しているような情報も調べれば山ほどでてきます。
これは先生によって、習い事のジャンルやシステムによってもまったく違うと思うのですが、
(和のお稽古事なんかは特に辞めるのが大変だったりしますね。)
自分が先生だった時のことを考えると、
そんな大げさなっ!
・・って思います(笑)
別に誰も悪くないし、お稽古そのものや教室の雰囲気と合わなかったり、長くやっていれば
飽きが来ることだってあります。
新しいことをやりたくなったり、より素敵な教室があればそっちで学びたいって思うのは当然で仕方ないこと。
独立したり自分の力を試したい、色んな方法を試してみたいという方もいらっしゃるでしょう。
嫌になった気持ちや他への好奇心を他人がどうこう言ってコントロールすることなんてできません。
生徒が辞めたいなら辞めればいいし、先生だって、辞めたい人には自由に辞めてもらえばいい。
それだけのことです。
予約などを入れているなら、最低限キャンセルなどの連絡はした方が良いと思いますが、「都合が付かなくて」、とか、「ちょっと忙しくて」・・くらいでもいいんじゃないでしょうか??
けじめをつけて辞めたければ、それまでお世話になったお礼と辞めることを伝えば良いだけで、言い訳を一晩中考えて憂鬱になったり、知られたくない 個人的な事情とか辞めたい理由とか、クレームとか、嘘とか、言わなくてもいいことまで言って、承諾をもらえるまで「説得する」、「頑張る」必要なんてないと思います。
引き止められて、とか周りの人がどうこう・・なんていうのは、相手の都合で言っていることであって、自分が辞められるか辞められないかの判断とは関係ありません。
本当に辞めたいのなら「辞めます」といって行かなければいいだけです。
辞められないのは「辞めさせてくれない誰か」のせいではなく、自分の意志の問題です。
承諾なんてなくても、行くか、行かないかは自分が決めればいい
準備をして、心構えをして、嫌な気持ちをうーんと我慢してまで通い続ける必要なんてあるのでしょうか?
経験上、辞めたい人が、本音や本当の理由を言うことは、そんなにないと思います。
できるだけ失礼のないように、先生を傷つけないように、怒らせないように・・とか、辞めたい気持ちを我慢しきれなくなって、精一杯に考えた表向きの理由、辞め方だったりするんだと思います。
それに対して納得できないとか、言い方が気に入らないとか、理由をはっきりさせろとか、揚げ足を取っても仕方ありません。
本人が辞めたいって言ってるんだから、理由なんて追求したところでどうにもならないし・・詮索する必要ないと思うんですよね・・。
先生の立場としては、悲しいけれど・・
生徒のやる気やモチベーションを上げ続けられなかった力不足も反省しつつ、先生の努力だけではどうにもならない他の理由だって色々ある!
自分なりに反省点があれば、それを改善しながら、今いる人達や新しく迎え入れる生徒さんを大切にしていけばいいと思います。
別にいいじゃないですか、何を言われようと放っておけば(お互い)。
もう辞めるんですから!
気の合わない仲間とだって、関わらなければいいだけのことです。
引き止められたりしつこく誘われたって、陰口を言われようと、人格否定されようと、嫌なら断ればいいし、行かなければいいだけです。
無理してそういう人達と関わっていてもどっちみち良い方向には向かいません。
大切な時間、大切なお金、大切なエネルギーを何のために使うのか。
やりたくないことをやってストレスを感じるためではないはずです。
忙しい暮らしの中でのリフレッシュだったり、自分自身が心からやりたいこと、楽しめることをやって、一緒にいて心地よい人、尊敬できる人と過ごした方がずっといいです。
限りある人生、自分の時間は有意義に使うべきです。
最初は楽しかったのに‥っていうこともよくありますが、人の気持ちが変わるのは仕方ないことです。
実際にやってみないと、向いているか向いていないか、好きか嫌いかなんて分からないもの。
気軽な気持ちで始めたことで思わぬ才能が開花する人もいれば、たとえ好きで始めたことでもやっているうちに向いていないと思ったり、気持ちが変わったりすることだってあります。
興味本位で始めた全てのことを一生続けなくてはいけないなんてルールはありません!
習い事を始めれば、いつかはやめる時が来ます。
それは、生徒だって先生だって同じです。
たかが習い事・・とは言っても、それが人生を変えたり、夢や仕事、大きな喜びに繋がったり、眠れない程の過剰なストレスになることだってありえます。
辞めることを推奨しているわけでは決してなくて・・
今の自分にとって必要なのか、そうでないのか・・
大切な時間を何のために使っているのか・・。
続けたいなら続ける、辞めたいならやめる。
周りに流されないで自分で考えること。本当の気持ちとしっかり向き合ってみることが大切です。
人によって、考え方によって、お稽古のジャンルや互いの関係性でも・・ケースバイケースなのかもしれませんね‥。
お稽古事を辞める時、どうする?!
辞めたくなった時が辞め時。
やりたくないものは、自分の意思に従って辞める。
それでいいんじゃないでしょうか。
散々お稽古ざんまいして疲れたこともあり・・
現在は好きなことだけを自分のペースでやろう♪と、のんびり作品を作っています♪
お気に入りの空間で大好きなものと、スッキリ、心地よく暮らしたい♪
ぐるぐるモヤモヤしてしまった時・・何かのヒントになれば幸いです。