
サイズ
直径18cm
インテリアに飾るお花としても楽しめる「ブーケ」。
ウェディングだけでなく、ショップのディスプレイやプレゼントにも人気のデザインです。
さり気なく家具の上に載せたり、器にポンと入れたり、ブーケスタンドに挿したり・・飾り方のバリエーションも豊富です。
ブーケは自分で作るとかなり安上がり!
私が教室をしていた時も花嫁さんがブーケ作りによくおみえになっていましたが、ボールブーケやラウンドブーケなどのシンプルな形はお花初心者さんでもお上手に作られていました♪
このレッスンは、お花の茎を一本一本ワイヤーに付け替えて、茎を束ねながらまぁるい形を作っていくワイヤリングタイプのラウンドブーケ。
土台を隠さなくていいので、ホルダータイプのブーケに比べると、少しふんわり感のある仕上がりになっています。
ホルダーブーケやクラッチブーケに比べると、少し難易度アップの作品になります。
用意するお道具
- グルーガン&芯
- 茎をカットするペンチ、クラフトハサミ
- ワイヤー(20番、22番、24番)何色でも、地巻きでも裸でもOK。
- ラジオペンチ
- ハサミ(リボン用)
- フローラルテープ
- 定規
材料

お花の高さは、大約4cm、中約4cm、ミニ約2.5cm
- リボン(持ち手カバー用4cm幅)・・ステム(持ち手)の長さの4倍くらい
- リボンボウ用4cm幅・・1.5M
細いリボンの場合は長さをプラスしてください。
ブーケ作りのポイント
ワイヤリングブーケの1番の魅力は、エアリー感♪

ホルダーに刺していくタイプのブーケは土台をしっかりと隠さないといけないので、どうしてもお花が詰まってカチッと窮屈な印象になりがちです。
お花の入れ方によって、ふんわり見せることもできますが、ワイヤリングブーケの場合は、元々エアリーになる構造になっています。
リーフで裏側をカバーする前に見ると、チラチラっと向こう側が見えるくらいが綺麗です。
あまりスカスカだと古臭く安っぽくなってしまいますが、そのあたりの感覚は、たくさんの素敵なお手本を見て身につけていきましょう。
時代とともに形や色、構造やサイズの需要も変わってきます。
私はウェディング雑誌やインテリア関係の書籍、ピンタレストなどでお気に入りを収集しています。
お花の分量によって、小さくまとめたり、たくさん束ねたり、微調整ができるのも魅力です。
構図も後から気に入らないな・・と思ったら、ワイヤーなので動かす事ができます。
できるだけ一点から広がるように組みます。

ざっくりナチュラルな感じでも良いのですが、綺麗な形を作るときは、こんな感じで、放射状に広がるようにまとめると、花向きや持ち手が整ってスッキリと見えます。
ブーケに向くお花は?
ラウンドブーケは基本的にはどんなお花でもOKですが、ガーベラや平たいお花など、横から見たときに上のラインが直線的になっているものは丸い形が作りづらいです。
そういったお花は、少し重ねるように入れたり、小さめのものを選ぶと作りやすいです。
お花を入れていく順番は、スクールやデザイナーによっても違います。
今回の方法では中心から外側に向かって組んでいきますが、スクールや、デザイナー、作品サイズなどによって作り方は色々です。
一概に「これが正解」「これは間違い」とは言えません。
例えば、①中心(フォーカルポイント)②上下左右(又は5角形や6角形)のアウトラインを入れて、間を埋めていく、というようなやり方などもあります。
又、小さな束をいくつか作って最後にまとめるという方法なども。
要は、綺麗な形に、色や配置がバランス良く、美しくできれば良いので、検定試験などでない限りはそれ程ルールや作り方にはこだわらなくて良いと思います。
視点の部分がしっかりしている、ゆるゆるになっていない、バランス良く丸い形になっている(偏りがない)、色の配置が綺麗、という点はどの作り方にしても共通です。
バリエーションの付け方
今回は、リーフを使ったバック処理、ステムの長さ、リボンボウなど、標準的なスタイルでレッスンしましたが、お好みに合わせて様々なバリエーションで作ることができます。
裏側のカバー
背面処理の部分は、リボンループでカバーしたり、チュールでカバーしたり、布を巻いてみたり・・といろんな方法があります。
ステムのデザイン
インテリア用は器に入れたりお花の面が見えやすくするために短かめにしたり、長〜くしてステッキブーケにしてみたり。
茎をビジューやタッセルでデコレーションしたり、小さなリボンパーツをいくつか並べても可愛いです。
飾りリボン部分
デザイン性の高い大きなリボンをつけてみる、またはワイヤーなしのリボンやチュールでシンプルな蝶結びにしても可愛いです。リボンクラフトも人気なので、思い切って凝ったリボンにしても良いでしょう。
花嫁さんのベールのようにチュールをふわっと取り付けるのも素敵です。
ぜひ、ご自分のオリジナルデザイン、アイデアを追求してブーケ作りをお楽しみください♪