
【サイズ 高さ23cm、幅・奥行き17cm】
器にお花がこんもりとまぁるく入っていて、前後左右、どの方向からもお花が綺麗に見えるアレンジです。
このように、360度(前後左右ぐるっと)どこから見てもお花が綺麗に入っているスタイルを「四方見(しほうみ)」と言います。
四方見のアレンジは、テーブルの真ん中に飾ることができるほか、デスクの上、飾り棚、壁側のチェストやマントルピース、玄関など、場所を選ばず置くことができる万能アレンジメント。
このサンプルは、ワンポイントにリボンボウをプラスしています。
シンプルなスタイルがお好みの方はお花に変えてもOKです。
隙間にシフォンで作ったパーツを入れて、ふんわり感を出しました。
ベージュとホワイトのニュアンスカラーのアレンジです。
使用するお道具
- ワイヤー20番、26番、24番
- グルーガン、芯
- ラジオペンチ
- フローラルテープ
- ボンド
材料
- ローズ大(直径8cm/H5cm)アイボリー3輪、ベージュ4輪
- ローズ中(直径6cm/H5cm)アイボリー×3輪
- スチロール球7cm(1/2にカット)、5cm
- 器 高さ13cm 11cm
- リボン/ワイヤー入り 38mm幅 120cm
- シフォン生地 9cm×18cm 16枚
作り方のポイント
サイズの違い、バリエーション

↑左側は半円のスタンダードなタイプ。器の高さとお花の高さがちょうど1:1くらいになります。
お花が少ないときは、高さを低くして、お花がやや上むきになります(真ん中の図)。
お花をたっぷり入れたいときは、右の図のように、半円よりも球形に近い形に。
同じお花の量でも、大きな花器を使うか、小さな花器を使うかでバランスは異なってきます。
私は、お花がたっぷり入っているスタイルが好きなので、1:1よりもお花多め、半円よりも、球形に近い形で作ることが多いです。
挿し方は中心から放射状に広がるように
基本的には中心から外側に向かって放射状にお花が生えているように挿していきます。

青い丸の部分が基点(メカニカルフォーカルポイント)になり、お花のボリュームによって位置が変わります。
ただし大きな作品などは、向きやアウトラインが揃い過ぎてしまうとペタッと平面的に見えてしまうので、少しだけ高低差をつけたり、重なりや動きを出したりして生き生きと見えるように工夫します。
お花の密度について
私は、あまり茎やグリーンを見せないようにして、お花を密に入れるスタイルで制作することが多いです。
生花のアレンジメントでは、アウトラインを点で結んでいくようなイメージで、もう少し隙間があることが多いですよね。
最近はボタニカルなナチュラルスタイルも人気なので、もっと高低差をつけて、いろんな形の素材をミックスしても可愛いと思います、
ふんわりナチュラルに作りたい場合は、必要に応じて密度を低くしたり、高さに差をつけたりして、グリーンやベリー、あじさいなどの素材を組み合わせます。
お花が少ない場合でも、土台(オアシス・フローラルフォーム)の部分は隙間から目立たないように気をつけましょう。