100均も上手に活用!造花アレンジのハンドメイドインテリア

100円ショップを活用して、 安くて可愛いお花の作品を作りたい! インテリアをおしゃれに飾りたい!
そんな方のために、100円ショップの活用法をご紹介します。
100円ショップを上手に活用して、お得に、素敵に、お花作りを楽しみましょう!
100円ショップの造花ってどうなの??
「お花のプロ」と言われるような方々からは何かと敬遠されてしまいがちな「造花」や「100円ショップ」^^;
「安い造花なんて、粗悪で使えない!」という人もいますが・・
本当のところはどうなのでしょう??
一昔前は「安かろう、悪かろう」のイメージが強かった激安ショップですが、キッチンツールに収納用品、文房具など、今は100均にしかないものもたくさんありますよね。
高品質でおしゃれな100円グッズもどんどん増えています。
品揃えが良くて、たくさんの店舗があって、綺麗で選びやすい店内。新しいアイデアを発見する楽しさやワクワク感もいっぱいです!
私はフラワー教室やフラワーショップをやっていたので、普段は専門店のアーティフィシャルフラワーを使用してアレンジメントを作っています。
でも、100円ショップのお花って普段使っているお花とどの程度違うのかな?と言うのは気になってちょこちょこリサーチしているんです (*´꒳`*)
と言うわけで、
- 100円ショップの造花や器は安かろう、悪かろうなのか?
- 100円ショップのお花は使える?使えない?
- ショップや教室での100均活用法
などをお伝えしていきますね。
100円ショップの造花や器は安かろう、悪かろう?

私は造花の専門メーカーや問屋さんなどをはじめ、様々なお店の造花を日頃から見ていますが、実際に100円ショップのお花を見ての感想は・・
「良いものもそうでないものも混ざっている!」
です。
さすがに低価格なので、殆どのお花、アイテムは「値段相応」です。
「高品質な素材で、手間暇のかかる工法で、精巧に作られたお花」というものは見た事がありません。
ですが、100円ショップでも、専門店のクオリティと同等の造花が時々混ざっている事があります。・・高額なお花のそっくりさんを100円ショップで見つけた時は衝撃を受けました!
専門店では1,000円するお花が300円で売っていたり、400円くらいのお花が100円で売っていたり・・というのを目撃経験あり。そっくりさん、恐るべし!
100円ショップは商品の回転も早くて、大量に仕入れや生産ができるお店・・。
薄利でもしっかり利益が出せる業態だからこそ、百円のクオリティーとは思えないような「掘り出し物」も見つかるわけです!
良いものを手頃な価格で提供してもらえるのは消費者にとって嬉しいことですね。
100円ショップの造花は使える?使えない?
→ 販売用以外ならOK。 というのが私の見解です。
たとえ「可愛い色や形のお花」「品質はまあまあ」、「お値段以上の掘り出し物」を見つけたとしても、売り物には使わない方がいいでしょう。
どこででも買えて、誰でも買えて、100円と言う値段が分かってしまうものですから・・
「品質」と言うよりも、「イメージ的」に使わない、と言う選択です。
高級路線のショップやサロンのディスプレイにも、いかにも100均・・というようなありふれたお花はちょっと避けた方が良いですね。

練習用、クラフトを楽しみたい人にはOK!
クオリティーはしっかり見極める必要がありますが、販売用以外の用途であれば、お好み次第で使っても良いと思っています。
自宅用に楽しみたい場合や、手作り感満載のプチギフト、のような感じですね。
無駄に高いお金をかけるよりも、それなりに綺麗で楽しめるものを工夫して賢く利用すればいいじゃん!という考えも大いにありです。
価格だけでなく、気軽に立ち寄れるお店で、まとまった量が揃うというのも貴重ですよね。

私も昔、生花の試験で「スパイラルブーケ」の練習の際に100円ショップの造花を使っていました。

生花で繰り返し練習するのですが、やはり生ものなのでお花が傷んでしまうんですよね。
という事で、習っていた先生からのご提案により100円ショップの造花をたくさん買ってスパイラルブーケの特訓をしていたのでした。
ちなみに茎のタイプは固くて滑りやすいものは避けて、チューブ状になっているソフトなタイプ、生花の質感に近い茎を選ぶようにしていました。
(生花の資格試験は、再試験で受かった私です^^;)
こんな用途におすすめ!100円ショップのお花の活用法
練習用として
ひとまずどれくらいのお花が必要なのか知りたい、どんなイメージに仕上がるか試作してアレンジの練習をしたい、という場合などにも重宝します。
造花の種類もサイズも豊富で、すぐに買いに走れますし。
惜しみなく買える100円のお花でたくさん練習をして上手になってから、クオリティーの高いお花で本番作品を作るというような事もできますね。
クラフトとしての楽しみ
100均DIYを楽しんでいる人や子供達なんかは「クリエイティブでいいなぁ」「たくさんの人に手軽に楽しめる喜びを提供している100円ショップやクリエイターはすごい!」と素直に思います。
「100円のお花を使ったようにはとても見えない!」といった作品を生み出すことも、創造の楽しみですよね。
価値観は人それぞれ、作って、飾って、その人が楽しめるのが一番です。
ショップでの100均活用法
私の場合は、一見して「100円ショップのものだ!」と分かってしまうような、お花、器、リボンなどは、商品として表に見える部分には使わないようにしています。
しかし、お道具類や備品、土台など、裏方の支え役としてお世話になっています。
100円ショップのアイテムは見えないところに使う!
ここからは、フラワーアレンジメント、フラワークラフトにオススメの100円グッズをご紹介しますね。
画像は楽天市場からお借りしています
- 種類豊富な両面テープ
「紙タイプ」「セロハンタイプ」「手で切れる」「強力タイプ」「剥がせるタイプ」などなど・・サイズも機能も豊富で、とても助かっています!両面テープは、リボンを作ったり、器に布を巻いたり、パーツを作るときなどにもよく使っています。
- 布切りバサミ

主にリボンのカットや型紙、花びらのカットなどに使っています。
自宅とアトリエに数本ずつ買い置きしています。子供が使うとベタベタになるので消耗品。教室を運営していた時も人数分&予備を準備していたので、100円で揃えられるのは有り難かったです。
100円ショップの布切りバサミは色々試しましたが、サイズ感、切れ味などで、「セリア」の布切りばさみがお気に入りで、何代も買い換えながら使っています。動画レッスンでもよく登場しますよ(^_-)
- 千枚通し

お花を挿す際に必須の千枚通し。目打ちでもOK。こちらは消耗品じゃないので、1度購入すれば長く使えます♪機能的には100円のもので十分。
- スチロール球、レンガなどのフォーム類


普段は資材屋さんでまとめ買いしているのですが、うっかり切らしてしまった時に買いに走れて便利。ボールは5cm、8cm、10cmなど。レンガも目が詰まっていて丈夫で、フォーム(花を挿す土台)として使いやすいサイズです。キューブ型やボード状の薄いものなど、形も豊富です。
- ドライフォームも
造花・アーティフィシャルフラワーやドライフラワー、プリザーブドフラワーのアレンジにも使いやすい柔らかい土台、ドライフォームも100均に売ってます!
- 100円のフローラルテープ
発見した時はびっくり↓
- 100円のボックスをカバーリングしてリメイク!
布や葉っぱでカバーリングしてリメイク!↓
この他にも、仕分け収納用のジッパーバッグや容器類、グルー芯、セロハンテープ、メモノート、パレット用の紙皿やスポンジ、ハケ、筆、アクリル絵具、接着剤などなど・・
ホームセンターや手芸屋さん、文具屋さん・・とあちこちはしごしないと買えないようなものが、1箇所に豊富に揃っていて、仕事や用事の帰りなどのついでに買える場所にいくつもある、というのが100円ショップの嬉しいポイント。
私のお花作りになくてはならない、裏方の支え役です。
100均アイテムでは機能不足なものもあり
造花アレンジメントの制作においては、ペンチやカッター、クラフトバサミ、ニッパーなど、100円のものでは機能不足なものもあります。
なかなか茎が切れなかったり、不便だったり・・初めから良い物を買った方が作業効率が上がって、買い換える必要もなくて長い目で見てお得!というものもあります。
安物買いの銭失いにならないように、OKアイテムとNGアイテムはしっかり使い分けましょう!
造花アレンジのお道具紹介はこちら↓
そう、節約するなら見た目や機能に影響が出ない部分で上手に抑えればいいんです!
100均全否定!というではなくて、OKアイテムとそうでないものをしっかり見極めて上手に利用しようよ♪というお話です。
ちなみに最近は、ショップの商品作りだけでなく動画レッスンやYouTubeもやっているので、100均アイテムの素材を活用したお手軽レッスンなどもよく作っています (*´꒳`*)
どこまでこだわるべきかは人それぞれ違うし、変化していく
昔は、なかなか入手できない高級なお花を使って、自分にしか作れないようなものを!と差別化や個性を表現することを考えていたのですが^^;
最近は、お花の普及活動に力を入れていきたいなぁ・・と思うようになったので、いろんなこだわりが薄れてきました^^;
もっと気軽に、皆で楽しめたらいいなー♪って感じです。
お花に対する向き合い方やこだわりポイントも徐々に変化していくものなんだなーって思います・・。
どこまでこだわるべきかは人それぞれ違っていいし、ケースバイケースです。
好みに合わせて、飾る場所に合わせて、予算に合わせて・・その時々で好きなものを使えばいいと思います♪
作り方実践編はこちら
お花を作る時って、何から始めたらいいの??という方のために、お道具紹介やワイヤリング・テーピングの方法、土台について、接着剤について、無料動画レッスンなど、制作に役立つまとめページを作りました↓